妊活はいつからスタートするもの?結婚後に向き合うべき家族の形と妊活について

結婚後の夫婦や家族の形は人それぞれですが、最も大きな違いといえば、子どもの有無でしょう。「結婚すれば子どもができる」と考えられていた時代は終わり、最近では子どもをほしいと思っていても年齢的・体質的な問題でなかなか授かることができない人も増えています。子どもを授かるために妊活を選択する夫婦は年々増加傾向にあり、妊活について気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、「妊活って何?、具体的な方法は?」から、妊活をするうえでの心構えについて解説していきます。

結婚後に考えるべき妊活とは

近年の晩婚化に伴い、妊活というワードが定着しつつあります。一昔前は、結婚すれば当たり前に妊娠するという考えが主流でしたが、最近では授かりたくともなかなか授かれない夫婦や、妊娠するために何かしらの治療等が必要なケースも増えています。

■妊活って何?
そもそも妊活とは、「妊娠するための活動」を指します。妊活は妊娠を意識しはじめたときからスタートするので、具体的な治療を受けるか否かだけでなく妊娠するための知識を学ぶことや生活習慣を見直すこともまた、妊活に含まれます。妊娠は奇跡ではあるものの、妊活を意識しはじめたタイミングでスピード感は異なると言えるでしょう。

■年齢によって妊娠率は大きく異なる
日本産婦人科学会によると、30歳を超えると自然妊娠する確率が低くなり、35歳ではさらに妊娠率が下がり、35歳を超えた初産は高齢出産ともいわれるほど。それは女性に限らず男性も同様で、男性も加齢に伴い精子の質や運動率が下がります。早い段階で妊活を意識し、何らかのアクションを起こすことは妊娠のチャンスに繋がると言えます。

妊活の具体的方法とステップの進め方

妊活の具体的な方法は、4つのステップに分けられています。「妊活って大変そう」「お金がかかりそう」と思うかもしれませんが、実際妊活は意外なところからはじまっています。妊活の具体的な方法について4つのステップごとにご紹介します。

■生活習慣の見直し
妊娠するためには健康であることが重要です。

●1日3食バランスの良い食生活を心掛ける
●質の良い睡眠
●適度な運動
●ストレスを貯めない

など、夫婦で健康を意識しましょう。また、喫煙は健康を害するだけでなく不妊・早産の原因にもなります。女性だけでなくパートナーである男性も付き合い方を考える必要があります。

■ブライダルチェック
ブライダルチェックとは、妊娠に影響する病気や体質の有無についてチェックするものです。産婦人科などで受診でき、女性はもちろん男性の検査も実施されます。あらかじめ何かしらの症状や体質が分かっていればその時点で治療や対処ができるので遠回りをせず妊活を進めることができます。

■基礎体温の計測・タイミング法
妊娠するためには単に性交渉をするだけでなく、排卵日に性交渉する必要があります。女性の月経習慣月経~排卵までの約14日間と排卵~月経までの約14日間に区分されます。ただし、周期については個人差があるため、自身の排卵リズムやサイクルを理解するためにも基礎体温をつけましょう。

基礎体温は基礎体温計を用いて記録していきます。最近では専用のアプリもあるため、活用すると便利です。排卵日の予測がついたら、排卵日の予定前後に性交のタイミングを合わせましょう。

■ 不妊治療
上記を実施しても妊娠しない場合には、次のステップとして不妊治療に進みます。一般的に「不妊」とは男女が普通に性交渉を行っても妊娠しない状態を指しますが、近年では不妊に悩み治療を受ける夫婦が増えています。不妊治療は大きく下記に分類されます。

●タイミング法
排卵日のタイミングを予測して性交渉のタイミングを図る方法

●人工授精
男性から採取した精液から健康な精子を選別し排卵のタイミングに合わせて子宮に注入させる方法

●体外受精
卵巣から採取した卵子を体外で受精させ、子宮内に戻す方法

●顕微授精
顕微鏡を用いて精子を選び、卵子に直接注入する方法

上記以外にも、女性の子宮内に妊娠を妨げるポリープや子宮筋腫があった場合に切除や治療などを行う内視鏡手術や男性の無精子症の治療、精巣からの静脈の血流が停滞する病気を治療するなど各種治療も不妊治療の一環にあります。

これまで不妊治療は保険の対象ではなく実費負担となっていました。令和4年4月より安全性・有効性が確認された不妊治療については保険の対象となったことで、子どもを望む夫婦が不妊治療を始めるきっかけとなっています。 ただし、年齢や回数の要件があるため、自身が該当するかどうかについてはあらかじめ確認しましょう。

結婚後妊活について話し合うことが重要

妊娠を始めるにあたって、夫婦揃って妊娠の意思や希望があることが大前提となります。どちらかが妊娠したいと思っていても、どちらかが希望していないのでは夫婦間トラブルの原因にもなりえるので要注意。将来的に子どもをもうけるかどうかについてをはじめ、結婚後どれくらいのタイミングで妊娠したいと思っているのか、仮に治療が必要となった場合の負担についても考えておくことをおすすめします。夫婦二人で足並みを揃えることが、妊活のスタートラインと言えるでしょう。

妊活は妊娠するための第一歩!結婚を考え始めたタイミングで意識してみては?

妊娠は当たり前ではなく奇跡の連続です。実際、妊娠できずに悩む夫婦は年々増加していることからも、自身に関しても無関係とは言い切れません。妊活というワードは何となく遠ざけてしまいがちですが、早い段階で知識を集めたり対処をしておけばしっかりと向き合っていけるはずです。既に結婚している方だけでなく、結婚を考え始めたタイミングで意識してみてはいかがでしょうか。